こんにちは!今回はVRoidで無理やり一体髪とそれ以外の髪(前髪,後ろ髪など)を組み合わせてみました。
はじめに
Beta版VRoid Studio用に作成されたヘアープリセットは,正式版へ移行した際に強制的に一体髪のジャンルに分類されてしまいます。そのため,正式版VRoid Studioのヘアープリセットと組み合わせることができません。
しかし今回紹介する方法を使用し,正式版VRoid StudioのヘアープリセットとBeta版ヘアープリセットを組み合わせることができました。
そのため,試した手順を備忘録がてら書き残しておきます。
必要なもの
- 7Zip
- VRoid Studio(私はバージョン1.2.0を使用しました)
手順
この方法はヘアープリセットを無理やり変更して実現しています。そのため,データが破損する可能性があるので,あらかじめバックアップを取っておくことを推奨します。
バグを利用しているようなものなので,将来的にこの方法が使えなくなる可能性がございます。
この方法におけるデータ破損などの不利益ついて責任は負えません。自己責任でお願いいたします。
今回の例では,以下のVRoid beta版のこのサンプルモデルの髪を組み合わせていきたいと思います。
まず,使いたい部分だけ残します。今回はこの髪の後ろ髪の部分を残したいと思います。
私の場合,一体髪の編集はbeta版VRoid Studioで最初にやってしまいましたが,おそらく無理やり変換した後で,正式版VRoid Studioで編集しても大丈夫だと思います。
編集を終えたら保存します。
その後VRoid正規版を起動し,「Beta版で保存されたモデル」の欄からモデルを開きます。
開いたら,「髪型」の「一体型」の欄から未保存アイテムを保存します。
次に「Windowsキー」と「R」キーを同時押しし,「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
文字入力欄に「%appdata%」と入力し,「OK」ボタンを押します。
すると,エクスプローラーが開きます。
おそらく「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\」というフォルダが表示されていると思うので,一つ上の階層であるAppDataフォルダへ移動し,
「C:\Users\ユーザー名\AppData\LocalLow\pixiv\VRoid Studio\custom_items\N00-AllHair」
という階層に移動します。
Beta版VRoid Studioがインストールされている方は,pixivフォルダの中に「VRoidStudio」フォルダがありますが,それではなく「VRoid Studio」フォルダを開いてください!(空白があるほう)
たくさん出てきたファイルの中の更新日時が新しいものを右クリックし,7zipで開いてください。
その中の「v1customitem」フォルダを開きます。
「v1customitem」フォルダを開いたら,「meta.json」を右クリックし,「編集」を押します。
v1customitemフォルダの中のmeta.jsonなので注意!
メモ帳などが起動するので,meta.jsonの最後のほうの「AllHair」を「HairBack」に変更してください。
今回は後ろ髪として認識させたいので,「HairBack」にしましたが認識させたい部位によって適所名前を変更してください。(前髪だったらHairFrontなど)
編集が完了したら,保存し7zipの画面に戻ってください。
すると以下のダイアログが表示されるので,「OK」ボタンを押してください。
その後,正式版VRoid Studioを起動します。
すると,先ほどまで「一体型」の欄にあった髪型が「後ろ髪」の欄に移動しています。
この状態になりますと,ほかの髪と一体髪を共存させることができます。
ほかの髪と組み合わせるときは,必ず無理やり後ろ髪にした(もともと一体髪だったもの)を最後に選択してください。最初に選択してしまうと,ほかの髪を選択したときに消えてしまいます。
編集画面に移動すると,なぜか一体髪の扱いに戻ってしまいますが,以下の例では前髪と一体髪が共存しています。
あとはこの画面でうまいこと調整すれば完了です。
お疲れ様でした!
まとめ
かなり無理やりな方法でしたが,無事前髪と一体髪を共存させることができました。
今後のアップデートでこの方法を使用しなくても,一体髪とそれ以外の髪を組み合わせることができるようになるといいですね。
今後のアプデに期待ですね!
それでは,最後までお読みいただきありがとうございました。